宇宙飛行士がパズルをするのはなぜ?採用試験にパズルがある理由

みなさん、宇宙飛行士になるためにはどうすればいいかご存知ですか?

実は、様々な条件をクリアして、いろいろな書類を集めて10か月以上の試験を合格しなければいけません。

そのあともたくさん訓練をして、ようやく宇宙に旅立てるわけです。

そんな宇宙飛行士の試験にちょっとユニークな試験があります。

それは「パズル」です。

この記事では、宇宙飛行士がパズルをするのはなぜなのか、どういった理由なのかを紹介します。

 

宇宙飛行士の採用試験にパズルがあるのはなぜ?

宇宙飛行士の採用試験にはパズルがあるそうです。

はい、ジグソーパズルです。

宇宙に行くのにパズル?と思いますよね。

実は、パズルを採用しているのは理にかなった理由があるのです。

それは、とてつもないプレッシャーの中、途方もない課題に対してどのように取り組むかを試すためです。

試験は「3時間以内にパズルを完成させる」といった内容だったこともあるようですが、なかなか難しい課題だと思います。

試験会場の中で、先が見えないような課題に粘り強く取り組むことは宇宙空間で生き抜くための精神を試す、課題解決能力を試す、という意味ではある意味最適かもしれませんね。

あ、ちなみに、ただのパズルではないですよ?

ミルクパズルやホワイトパズルと呼ばれる真っ白いパズルです。

すべてが似たり寄ったりの形のピースを絵のヒントなしに組み上げるわけですから、見た瞬間あきらめたくなる人も多いかもしれませんね。

 

宇宙飛行士の採用試験のような難しいパズルはどんなものがある?

そんなパズルあるの?と思うかもしれませんが、意外と認知されているようです。

それに、変わったパズルは意外とたくさんあります。

以前見たものの中で印象的だったのは、いろいろなパズルのピースをぐちゃぐちゃにした状態の写真をパズルにしたものです。

文章を読むと意味わからなくなりますよね(笑)

要するに、完成したパズルの絵は「ピースをぐちゃぐちゃにした状態の写真」ということです。

必死でパズルを組み立てても、完成したものがぐちゃぐちゃのパズルのピース、というのはなかなか不思議な状態ですよね。

私が大学院生時代に、研究室の先輩が修士論文を書いている時期に急に一人で組み立て始めていました。

疲れているんだな、とみんなそっとしていました。

ちなみに、ミルクパズルをやっている先輩もいました。

満面の笑みで組み上げていたので、もちろん誰も深く踏み込めませんでした(笑)

あとは、パズルではないのですが、宇宙飛行士に求められる忍耐力や課題解決能力のほかに、空間認識能力を高める方法として、お茶碗などの陶器があります。

まず、100円ショップなどで壊れてもいい陶器の器を買います。

お茶碗でもお皿でもなんでもいいです。

それをバリバリに割ってしまいましょう!

その破片を集めて組み立てるのです。

これをやると、集中力やメンタルがめちゃくちゃ鍛えられます。

途方もないトライ&エラーの連続ですからね。

大学・大学院の6年間で塾講師をやっていましたが、空間図形が苦手な生徒からの相談の時にこれをすすめたことが何度かあります。

実際にやった生徒はいないと思いますが(笑)

 

宇宙飛行士はパズル以外にどんなことが求められる?

パズルにばかり焦点を当てましたが、ほかに宇宙飛行士になるためにはどんなことをするのかを紹介していきます。

毎回全く同じではないので、本気で考えている方は要綱を確認してくださいね、

前提として、募集資格は実務3年以上かつ体形や視力などが要求通りであることが必要です。

第0次選考では英語です。コミュニケーションは英語ですからね。

英語で合格すると、国家公務員採用試験相当のテスト(科学、技術、工学、数学のテスト)や小論文、エントリーシートなどの審査があります。

これに合格すると、ようやく第1次選考です。

ここまでもすでに長いですよね(笑)

第1次選考は検査やプレゼンの試験があります。

検査は半日程度の人間ドックのような医学検査や心理検査があるそうです。

ここまでで約1000名から50名まで絞られるそうです。

第2次選考は1週間がかりでより詳しい検査や試験、ディスカッションがあるようです。

第3次選考も同様な形で進みますが、3次選考では長期滞在適正検査や泳力試験があります。

メインは長期滞在適正検査で、模擬的な宇宙ステーションで受験生同士の共同生活をするようです。

監視カメラで見られている状態で、いろいろな課題に取り組むのです。

リーダーシップや問題解決能力、周りとの協調性を見られるのですが、このプレッシャーに私は耐えられないような気がします…。

選考で行われる様々なテストも毎回ユニークなものが多いようですが、共同生活の試験もあるとは、学生の頃に受けていた「試験」とはかけ離れた、ある意味ユニークなテストですよね。

このように、さまざまな角度で宇宙飛行士の採用を検討されるようです。

そう考えると、パズルがかわいく見えてきますね(笑)

 

宇宙飛行士はパズルをなぜするのかのまとめ

宇宙飛行士がなぜパズルを試験でするのか。これはプレッシャーの中どのように課題に取り組むかを試されているからです。

それ以外にも、パズルである以上、忍耐力や集中力も試されています。

ユニークな試験内容から派生して、宇宙飛行士になるためにはどんな試験があるのかを紹介してみました。

様々な試験に長期滞在適正検査、泳力試験などかなりバラエティ豊かな試験がありますね。

世の宇宙飛行士はこういった試練を乗り越えて宇宙に挑戦しているんですね。

宇宙飛行士でなくとも、ミルクパズルに挑戦することは手中りょおくや忍耐力を鍛えるいいトレーニングになるのでぜひトライしてください。

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