燻製でピートって必要?ピートの役割や使い方解説

燻製

燻製を始めると、いろいろなものにこだわりたくなって少しずつ試していくようになりますよね。

その中で煙を出すための材料である「燻煙剤」は超重要なポイントです。香りや味が燻煙剤で決まるといっても過言ではありませんからね。

燻煙剤を調べていくと「ピート」と呼ばれるものを目にすることもあるのではないでしょうか。

ピートって何?あったほうがいいの?どうやって使うの?代用できるものはあるの?といった疑問がわきでてくるかと思います。

この記事では、燻製でピートって何?代用できるものは何か?といった疑問にお答えします。ピートの疑問はこの記事で解決します!

燻製でピートの代用になるものは?そもそもピートとは?

ピートに関して詳しく解説していきますが、最初に「ピートって必要?」という疑問の結論をお伝えします。

基本的に代用できるものはありませんが、なくても燻製はできます。

詳しく見ていきましょう。

そもそもピートとは

わかりやすく言えば、ピートは味と香りのブースターです!

ですので、必須アイテムではありません。

ピートは、見た目は土や泥のようで、水気がないので「乾燥した土」といった印象を受けるかと思います。「ヒース」と呼ばれるスコットランド原産の植物が炭化したものです。

木を燃やすと、炭になって最後は灰になりますよね。炭化とは、この炭のような状態になることを指します。

ピートの特徴

ピートの特徴は大きく2つで

① 素材の見た目を活かしやすい
② スモーキーな味と香り

という2点です。

素材の見た目を活かしやすい

ピートは普通の燻煙剤と比べるとあめ色が付きにくいのが特徴です。燻製したときにちょっと茶色くなる感じのあの色が付きにくいということです。

ですので、ピートを使ったからと言って劇的な見た目の変化はありません。

スモーキーな味と香り

このピースは一般的な燻煙剤とは大きく異なる「スモーキーフレーバー」と呼ばれる特徴的な香りを出します。

ピートは、実は燻製の世界では特別なんです。香りや味といった意味で、特別な扱いを受けています。

ピートの出す普通の燻煙剤とは異なる重厚かつ個性的な香りは「スモーキーフレーバー」という名前がついています。名前がついています、とさらっと言いましたが、固有名詞として与えられているのはピートだけです。

それくらい特徴的な香りなんですね。

文字で香りをお伝え出来ないのが残念ですが、こういわれると興味出ますよね。

続いてはピートの使い方を紹介します。

燻製でピートを上手に使う方法

最初にお伝えした通り、ピートは香りのブースターです。ですので、いつもの燻製のときに、燻煙剤にピートを一緒に燻すように使うイメージです。

スモークウッド+ピート

燻煙剤がスモークウッドであれば、スモークウッドの上に乗せて普通に火をつければOKです。

スモークウッドによっては火が付きにくいものもありますよね。なかなかつかずに苦労された経験、きっとあると思います。…私だけじゃないはずきっと。

ピートを乗せることで、火の付きもよくなるので一石二鳥ですね。

スモークチップ+ピート

これも簡単で、チップに混ぜればOKです。あとは普通に火をつければ問題ありません。

これだけで香りと味を格段にレベルアップできるのはコスパ良すぎですね

ピートの量

スモークウッドでもスモークチップでも基本的にはそれらの重量に対してどの程度ピートを加えるかによって香りの重さが変わってきます。

燻煙剤に対して10~20%の重量のピート…軽いスモーキーフレーバー
燻煙剤に対して20~30%の重量のピート…標準的なスモーキーフレーバー
燻煙剤に対して30%以上の重量のピート…重いスモーキーフレーバー

個人的に、増やせば増やすほどいいというものではないように感じました。燻煙剤の良さも活かすためには軽め~標準当たりの重さを狙うのがおすすめです。

まとめ

ただ混ぜるだけ、と言ってしまえばそれまでですが、ピートはいつもの燻製を格段にレベルアップさせる味と香りのブースターです。ピートは特別であるだけ、代用できるものはなかなか難しです。

しかし、ピートがなくても燻製はできますし、あればレベルアップ間違いなしの味と香りのブースター。そんな感じで考えてもらえればOKです。

ぜひトライしてみてください。

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