引っ越しはやること多すぎて大変です。
引っ越し直前までは今いる部屋で生活するわけですから、どのタイミングで何を荷造りするかは頭を悩ませることでしょう。
その代表格に「冷蔵庫、冷凍庫の中身」がありますよね。
気付けば残ってた、なんてことも…。
この記事では、引っ越しの時に残っていた冷蔵庫、冷凍庫の中身の対処方法を3つ紹介します。
引っ越しに合わせて冷蔵庫・冷凍庫の中は空になるように
さっそく結論ですが、方法は3つです。
後ほど詳しくお伝えしますが、
- 自分で運ぶ
- 業者に運んでもらう
- 一時的に保存しておく
の3通りです。
しかし、大前提として、冷蔵庫の中身は運ばなくて済むように計画的に消費していきましょう。
いやいや、それができれば苦労はしないんだ、という声が聞こえてきそうですが、少し待ってください。
どうにかして新居まで運ぶ方法はありますが、運ばない方が好ましい理由はちゃんとあります。
冷蔵庫、冷凍庫の中身を新居に運ばない方がいい理由
理由は2つありますが、どちらも皆さん地震が不利益を被らないためです。
食中毒リスク
適切な温度を保持できず、気づかぬうちに菌が繁殖したり、食材が傷んだりする可能性は残ってしまいます。
冷蔵庫のおかげで普段は低い一定の温度で長時間食材を保存できていますが、運ぶとなるとなかなかそうもいきません。
冷蔵、冷凍のモノを運ぶのに特化した企業であればネックにならないのかもしれませんが、一般家庭の引っ越しということを考えると、持ち運ばない方がリスクは小さいと思います。
破損リスク
冷蔵庫に入っているものは開栓済みのボトル容器などがありますよね。
それが運んでいる最中に壊れたりこぼれたりしたら…。
悲惨ですよね。
そうなれば、片付けで倍以上に疲れてしまうと思います。
これらの理由から、運ぶのは避けた方がいいですね。
1週間前から計画的に
冷蔵庫の中身は約1週間前を目安に減らしていきましょう。
万が一、使いきれない分は処分してしまうことをおすすめします。
私が学生時代、引っ越しの時に残ったものはすべて処分してしまいました。
もったいないのはわかるのですが、最悪のケースを考えて泣く泣く処分しました。
そうはいっても、運びたいと思う方もたくさんいらっしゃると思いますし、すべて捨てるわけにもいかない状況の方もいらっしゃると思うので、解決策を3つ紹介します。
引っ越しで残った冷蔵庫の中身の対処方法①
まずは、冒頭でお伝えした解決策のうち「自分で運ぶ」という運び方です。
容器にはクーラーボックスや発泡スチロールの箱を用います。
クーラーボックスは言わずもがな、冷たいものを運ぶには最適ですね。
発泡スチロールも実はかなり優秀で、断熱効果が高いので、箱の中の冷気が逃げにくく、外の熱が伝わりにくいです。
さらに、濡れても水をはじくのでダンボールのように、濡れたら壊れやすくなる、といったこともありません。
これに冷蔵庫や冷凍庫の中身を詰めて保冷剤を一緒に入れればOKです。
ちなみに、発泡スチロールの箱は大型スーパーや八百屋等にお願いすれば分けてもらえることも多いです。
保冷効果を上げる方法
いくらそれ用とは言いつつも、少しでも保冷効果を高めたいですよね。
保冷効果を高める方法を紹介します。
詰めすぎない
保冷された状態を保つためにはクーラーボックスや発泡スチロールの中の「空間」が必要です。
つまり、隙間があるからと言って詰めすぎてはいけません。
ぱんぱんに詰めることはせず、ある程度の空間は維持しておきましょう。
保冷材は上に置く
中学生のときに勉強した理科を思い出してください。
冷たい空気は下に流れていく性質があります。
なので、クーラーボックスや発泡スチロールにモノを詰めた後、最後に詰めたものの一番上にくるように置きましょう。
そうすることで、中身全体が冷たい環境になりやすいです。
逆に一番下にあるだけでは、箱の上部は冷えにくくなってしまいます。
もちろん、上下両方において保冷剤でサンドイッチにしたり、壁面にも保冷剤を置いて囲んだりにしたら最強ですね。
一度詰めたらふたは開けない
冷気を逃さないために、絶対にふたは開けてはいけません。
開かないように養生テープやガムテープで固定してしまうのがおすすめです。
開けようと思わなくても、何かの拍子にふたが外れてしまうことも、引っ越しの作業中は考えられるからです。
一度外気に触れると、その分熱が箱の中に入ってしまうのでよくないです。
少しでも保冷効果を上げるために、ふたは開けないようにしましょう。
自分で運ぶ場合の注意点
自分で運ぶ場合には注意点があります。
3つ紹介します。
ペットボトルの水を凍らせる場合は水を入れすぎない
水は世の中でも珍しい、個体にすると体積が膨張する物質です。
つまり、凍らせたら膨らむのです。
氷や保冷材が足らなくて水を凍らせるのはありですが、ペットボトル等の容器に入れる場合は満タンにしないようにしましょう。
満タンにして凍らせてしまうと最悪、爆発する危険があります。
水分が多いものはラップで包む
万が一の備えですね。
何かの拍子に破損したり、もしかしたらすでに穴が開いていたりした場合の備えです。
液体が漏れ出したらそれこそ悲惨なので、やっておく方が無難です。
夏場はさすがに…
いくら保冷効果を高めたとしても、夏場はやはりリスクが高いです。
クーラーボックスや発泡スチロールの箱の中の温度も(普通は)モニタリングできないので、ブラックボックスです。
なので、完全自己責任として運んでください。
こんな人におすすめ
この方法は、
- 新居までの距離があまり遠くない
- 少しでも費用を抑えたい
- 量がそこまで多くない
という方におすすめです。
他の方法とも比較してどの方法か一番いいか選んでください。
引っ越しで残った冷蔵庫の中身の対処方法②
続いては、「業者に運んでもらう」という方法です。
業者と言っても引っ越し業者ではありません。
ちなみに、引っ越し業者に依頼しても断られるケースが多いです。
しれっと運んでもらおうとしても注意されるので、引っ越し業者に依頼するのはやめておきましょう。
ここで言う業者は運送業者です。
クール便で日時指定して新居まで送ってしまいましょう。
量や距離にもよりますが、2000円前後の送料で送れるはずです。
お金はかかりますが、どうしても冷蔵庫の中身を新居に持っていきたい場合はこの方法が一番安全だと思います。
注意点
注意点は自分で運ぶ場合とほとんど変わりませんが、業者にお願いする場合特有の注意点を3つお伝えします。
指定できる期間は短い
普段、荷物を送る場合と比べ、日時指定できる期間が短いです。
配送センターに荷物が到着してからその日を含んで3日までしか指定できません。
業者によって差はあるかもしれませんが、かなり短いことは念頭に置いておきましょう。
未開封前提
クール便は基本的には未開封のものが前提です。
遅れないことはありませんが、そのあたりは理解したうえで利用してください。
発泡スチロールは使わない
クール便の場合は発泡スチロールの箱はNGです。
先ほどもお伝えしたように、発泡スチロールは断熱効果がかなり高いのです。
ですから、業者のしっかりとした冷蔵設備の恩恵を受けることができなくなってしまいます。
冷たさが伝わらないことになってしまいます。
ですので、クール便の場合はダンボールに詰め込みましょう。
こんな人におすすめ
この方法は
- 少しでも安全に新居まで運びたい
- 引っ越し先までの距離が遠い
といった方におすすめです。
遠いほど、費用は掛かってしまいますが、自力で運ぶよりは安全で快適だと思います。
引っ越しで残った冷蔵庫の中身の対処方法③
最後は直接手k地名解決になりませんが、一時的に保存するという方法です。
あくまでも、新居の冷蔵庫や冷凍庫が稼働するまでのつなぎです。
そこまで現実性はありませんが、悪しからず…。
新居の冷蔵庫が稼働するまでの間、一時的に別の冷蔵庫に避難させるということです。
その避難先は、
- 友人、知人の家の冷蔵庫
- レンタル冷蔵庫
の2通りが考えられます。
近所の友人や知人にお願いするのはイメージがつきやすいと思いますが、レンタル冷蔵庫はあまり聞きなれないと思います。
文字通り、冷蔵庫をレンタルする方法です。
あまり一般的ではないので、この方法を実践できる地域は多くはないかもしれません。
冷蔵庫を借りることができるので、新居の冷蔵庫が稼働するまでおいておく、ということです。
しかし、一泊二日で2万円程度となかなかに高額です。
友人、知人にお願いする方法も、レンタル冷蔵庫もあまり現実的ではないかもしれません。
しかも、新居までの距離が近くないと厳しいです。
しかし、本当にどうしようもなくなった場合の最後の選択肢として取っておいてください。
こんな人におすすめ
この方法は、あまりお勧めできませんが、強いて言えば
近くに優しい友人、知人がいる
お金がかかってもいいから絶対に保存したい
という方におすすめです。
ここまでにならないように計画的に冷蔵庫の中身のことも考えて引っ越しの計画を立てましょう。
まとめ
今回は、引っ越しの時に、残った冷蔵庫の中身をどうするかという方法について紹介してきました。
自分で運ぶか、業者に運んでもらうか、一時的に保存しておくかの3通りです。
自分に適した方法を、自己責任で選んでくださいね。