引っ越ししたら物干し竿を忘れた!具体的な対処法を解説!

引っ越し

引っ越しで何から何までバタバタしていると、どこかで何かしらやらかしてしまうものです。

その代表格は、退去時の忘れ物ではないでしょうか。

中でも「物干し竿」は忘れ物のレギュラーメンバーですよね。

この記事では、物干し竿を忘れてしまった場合にどうすればいいかを状況別に解説していきます。

引っ越しで物干し竿を持っていくのを忘れてしまったら

気付いたタイミングによって異なりますが、結論は、

  1. 退去予定日前なら全力で回収しに行く
  2. 気付いた段階で管理会社や大家さんに連絡して相談

の2通りです。

物干し竿くらいなら置いていってもいいのでは?と思う気持ちもわかりますが、基本的にNGです。

そちらから順に説明していきます。

原状回復義務

物件を借りると、ほとんどの場合契約書に「原状回復義務」に関する記載があります。

これは、「退去するときは部屋を借りる前と同じ状態にしましょう」という内容です。

来た時よりも美しく、とか、立つ鳥跡を濁さず、とか、そういったイメージですね。

なので、借りたときに物干し竿があったならいいですが、そうでなければ原状回復義務があるので、置いていってはいけません。

忘れてた、は通用しません。

意図的に置いていっても、忘れていっても、あることに違いはないので、原状回復しなければいけないんです。

これから、具体的なタイミングごとに対処法を紹介していきますが、基本的な考え方は原状回復です。

判断に困ったり、どうすればいいかわからなくなったりしたら「入居した時と同じ状態にしないといけない」と考えてみると、迷いもなくなります。

具体的に対処が分かれるのは物干し竿を忘れたことに気づいたのが退去予定日よりも前か後かで変わってきます。

引っ越しでの物干し竿忘れ【退去予定日前編】

退去予定日よりも前に気づいたら傷は浅いです。

引っ越し業者を呼んでモノの大移動を行い、その日のうちに退去する人もいれば、退去予定日が少し先の方もいます。

後者は同時に2か所の住所を契約しているような状態ですね。

荷物の移動等で1週間くらいかぶせて置く人も多いみたいです。

どちらにせよ、物干し竿を忘れたことに気づいたのが退去予定日よりも前という状態です。

この場合は、まだ鍵も管理会社や大家さんに返していないはずですし、契約中なので自由に出入りできます。

なので自由度が高く、選択肢も複数あります。

選択肢①:取りに行く

一番手っ取り早いのが取りに行くことです。

原状回復義務を思い出してください。

「入居した時と同じ状態にする」ことが必要ですから、物干し竿があったらまずいですよね。

なので、回収してしまうのが一番平和です。

鍵もあり、契約中なので自由に出入りできるので、面倒くさささえ乗り越えれば解決です。

個人的にはこれが一番おすすめです。

選択肢②:ジモティー等で他人に譲る

これも結局、元の住所に戻る必要がありますが、新居にもっていかなくていいという点で違いがあります。

ジモティーのようなサイトで「無料で譲ります」として日時指定で募集する方法です。

運よく見つかれば、元の住所付近で待ち合わせして、物干し竿を規模王者に渡して終了です。

この方法なら、「物干し竿を持って帰る」という手間は省けます。

知り合いは数mの物干し竿を持って電車で帰る、という経験をしたそうです。

恥ずかしかったらしいです(笑)

それを考えると無い選択肢ではないと思います。

選択肢③:管理会社、大家さんに相談

これは取りに行かない選択肢を勝ち取る方法です。

絶対の方法ではありません。

管理会社や大家さんにまずは電話しましょう。

そこで物干し竿を忘れてしまったことを伝え、それをそのまま置いておかせてほしいと相談するのです。

管理会社や大家さんによってはそのままでいいと言ってくれる人もいます。

ちなみに、照明器具などもそのままでいいという管理会社や大家さんもいます。

私が以前借りた部屋では、照明器具は前の住人のそのままで、もし使いたかったらそのままでいいよ、と言ってました。

物干し竿や照明器具ではこのようなパターンがあり得るので、取りに行くのが億劫であれば、一度相談してみるといいでしょう。

しかし、いくら億劫でも原状回復義務がある以上はそのままにすることはおすすめしません。

引っ越しでの物干し竿忘れ【退去予定日後編】

では続いて、退去予定日よりも後に気づいた場合について紹介します。

この場合、選択肢は一つしかありません。

それは、すぐに管理会社や大家さんに連絡しましょう。

それから交渉の始まりです。

交渉は2段階です。

準備として、着払いで郵送してもらう場合の費用を計算しておきましょう。

交渉①:何とかしておいておくのを許可してもらう

まずは、【退去予定日前編】で紹介した選択肢③と同じように、置いておくことを許可してもらう交渉です。

しかし、【退去予定日前編】とは異なり、全力でお願いしましょう。

これでNGが出たら確実にお金がかかる道しか残っていませんので…。

これでOKがもらえたら一件落着ですが、そうでなければ交渉②です。

交渉②:何とか安い方法でお願いする

交渉①でNGが出た場合、原状回復のために、管理会社か大家さんが何とかして物干し竿がない状態にします。

具体的には、

  • あなたに着払いで郵送する
  • 処分する

の2通りがほとんどだと思います。

そうです、確実にお金取られます。

ですので、郵送も処分も費用を聞いて安いほうで済ませてもらうのがいいでしょう。

管理会社や大家さんによってはその選択すらさせてもらえず、処分にそこそこなお金がとられて後で請求されるというケースもあります。

なので、少しでもあなたの財布のダメージを軽減できるようにかかる費用をしっかりと聞き、あなたにとって有利な方法を選択させてもらえるように交渉しましょう。

交渉②もNGでしたら、勉強代と割り切りましょう。

長い人生、こういったこともあるよな、と。

まとめ

この記事では、よくある引っ越しの忘れ物レギュラーメンバー「物干し竿」をテーマに、忘れた場合の対処法を紹介しました。

退去予定日よりも前か後かで大きく変わります。

特に退去予定日よりも後で気づいた場合は、すぐに管理会社や大家さんに連絡して全力で交渉しましょう。

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