引っ越しってやることが果てしなく多く、めちゃくちゃ疲れますよね。
その中で、「荷ほどき」って特に疲れませんか?
荷ほどきって肉体的にはもちろん、精神的疲労も想像以上に大きいんです。
だから、引っ越しの荷ほどきはものすごく疲れるって感じるんです。
この記事では、王道技から小ネタまで、引っ越しの荷ほどきの疲れを軽減する方法を解説していきます。
引っ越しの荷ほどきの疲れを軽減するカギは準備と計画
一昔前に流行した某予備校のCMでもあったように「まず敵を知ること」が大事です。
つまり、「引っ越しの荷ほどきはなぜ疲れるか」を知るということです。
その原因に対して一つ一つ対策をしていけばいいのです。
荷ほどきがつかれる主な原因は
- やることが多すぎて何から手を付ければいいかわからない
- 締め切りがないからダラダラと続けてしまう
- 終わりが見えない果てしない感覚
の3つです。
それぞれに対策をしていけばばっちりです。
引っ越しの荷ほどきは準備、段取りを明確にして攻略!
まずは、「① やることが多すぎて何から手を付ければいいかわからない」の対策です。
子供でも大人でも、目の前に課題があっても、具体的に何をすればいいかわからないと手が動かないんです。
言い方を変えれば、頭の中で何をどうするかがイメージできていないと体が動いてくれないんです。
人間みんなそうですからね、気にしすぎないでください。
イメージできる前に何とかやろうと無理やり体を動かすから、想像以上にどっと疲れちゃうんです。
ですから、荷ほどきの前に「荷ほどきのイメージ」をしてから、荷造りをするんです。
このイメージ作りはじっくり時間をかけていいと思います。
イメージしたものは必ず紙にメモを残しましょう。
荷ほどきは荷造りと新居での物の配置で落差が大きく変わります。
荷造りのコツ
もちろんテキトーに詰め込めばいいわけではありません。
おすすめは「すぐ使うもの」と「部屋ごとの区別」です。
すぐ使うもの
単身であっても1日では終わらないケースがほとんどだと思います。
なので、日常生活を行うにあたって優先的に必要になる「すぐ使うもの」を固めてしまうのです。
すぐ使うものリストはこんな感じです。
- カッターやハサミなどの開梱グッズ
- 食器類
- お風呂用品、洗面用品
- 数日分の着替え
- カーテン
- トイレットペーパー等のトイレ用品
- 子供用のおもちゃ(グズグズ時の必須アイテムなど)
- 簡単に食べれる食品、紙皿類
- タオル
- 翌日の制服、仕事着
- 絆創膏、消毒液や常備薬等の薬
部屋ごとの区別
引っ越して比較的早い段階で使うものを選別できたら、後は間取りと相談しましょう。
どの部屋のどこに何を置くかをある程度決めてしまいましょう。
私はこれが非常に苦手なんですが、絶対にやった方がいいです。
いや、やってください。
これをしっかりやれば、同じダンボールに詰めるもの、引っ越し作業で運ぶ場所、荷ほどきでどこに置けばいいかがすべて整理できます。
これが準備されていれば確実に荷ほどきの疲れは軽減できます。
とりあえず荷造りではなく、荷ほどきから逆算、もっと言えば、新居での物の配置から逆算するんです。
そしてそのイメージを明確にし、紙にメモをしておくのがいいでしょう。
優先順位を決めておく
もうひとつアドバイスをすれば、ダンボールを開く順番を決めておくのです。
ダンボールには何が入っているかわかるようにしておくべきです。
そのついでに、ダンボールに番号を振り、〇番のダンボールを開いて、その次に△番のを…といった具合に前もって決めておくのです。
こうすれば、頭と体を同時に動かさなくて済むので、想像以上に荷ほどきの疲れを軽減できますよ。
こちらの記事では、ダンボールへの注意書きの書き方と一緒に、区別のコツも紹介しているので参考にしてみてください。
引っ越しの荷ほどきは道しるべと小さな達成感で攻略
続いて「② 締め切りがないからダラダラと続けてしまう」の対策です。
1回終わりが見えない、と感じたらおしまいですよね(笑)
私も受験勉強だったり、会社でのエンドレス業務だったり、終わりが見えないものは非常にしんどい思い出があります。
この対策を3つ紹介しますので、あなたに合いそうなものを試してみてください。
荷ほどきの締め切りを2つ決める
まずは締め切りです。
荷ほどきを自分ひとりでやる場合、絶対に気が抜けます。
業者さんに手伝ってもらって、大量の荷物を運んで、「お疲れ様です、ありがとうございました」と業者さんにお礼を言って、ふ~っと一息。
気が抜けないわけがないです。
気が抜けるのは仕方ないので、それ前提で準備するのです。
その準備は2種類の締め切りを決めるということです。
2種類の締め切りは「開始の締め切り」と「終了の締め切り」です。
開始の締め切り
文字通り、いつ始めるかの締め切りです。
いつまでにこれをやろう、とだけ決めて直前になって全然進んでなかった、なんてことありますよね。
夏休みの宿題みたいなやつですね。
その対策がこれで、「遅くともこの時間までには開始する」という締め切りです。
これを設定すれば、全く進んでないという状態は回避できます。
終了の締め切り
これが皆さんのイメージしやすい締め切りです。
この時間までに終わらせる、という締め切りです。
学校でも会社でも納期は付きまといますが、そのプレッシャーをうまく使って荷ほどきを乗り切ってください。
ちなみにですが、荷ほどきに締め切りはあります。
引っ越し業者さんによって違いますが、引っ越し作業後いつまで出ないと破損等の補償が受けられない、というのがあります。
なので、契約書はよく読んでおいてください。
大事なのでもう一度言いますが、荷ほどきに締め切りはありますよ。
引っ越しの荷ほどきは小さな達成感を積み重ねて攻略
最後に「③ 終わりが見えない果てしない感覚」の対策です。
この対策を2つ紹介します。
スモールステップで荷ほどきをする
優先順位を決めるという内容にも共通しますが、ダンボールは一箱ずつ開けるようにしてください。
たくさんのダンボールが開いているとあれもやらなきゃ、これもやらなきゃと脳がパニックになります。
その結果、手が止まります(笑)
ですので、順番に一つ一つクリアしていってください。
千里の道も一歩より、です。
荷ほどきが終わるまで物を買わない
ダンボールを開いてものを整理していると、ついついきっちりやりたくなりますよね。
そんなこんなしてるうちに、ここにこんな棚があったらいいな、とか考えちゃいますよね。
それ、NGです!
荷ほどきと収納は別作業と考えてください。
まずは見栄えが悪くてもいいので。仮置きのような状態で物を置いてしまいましょう。
おしゃれな収納グッズを買うのは荷ほどきが完全に終わってからにしましょう。
引っ越しの荷ほどきの疲れを軽減する小ワザ紹介
実践的な対策はこれまで紹介してきましたが、そうはいっても作業が続くほどモチベーションは下がっていきますよね。
といううぇあけで、モチベーション対策も紹介しておきます。
いかに自分の起源をとるかという問題なので、自分に合う方法を試してみてください。
大人ですから、自分の機嫌は自分でとりましょう、と言われるようにモチベーションをうまく使って乗り切りましょう。
テンションが上がるものを組み合わせる
ありがちな方法ですが、荷ほどきの作業のみにしないことです。
先ほどもお伝えしたように、きっちり計画を立てておきましょう。
そうすることで、ほとんど頭を使わずに作業できます。
計画をきっちり立てれば立てるほど頭を使わずに済みます。
そういう状態にしてしまって、好きな音楽を聴いたり、友人と電話したりなどしながらテンションを上げつつ、しんどさがまぎれるようなことをするのがおすすめです。
しんどさを紛らわせることが重要ですね。
私は部屋の掃除や片付けが病的なレベルで苦手です。
そんな私でも、その時はまっていたYouTubeを流したり、音楽をかけたりしながら作業することで乗り切っていました。
気付いたら終わってた、というケースが多かったですね。
引っ越しだと規模が違うのでなかなかそうはならないと思いますが、モチベーションが多少は上がると思います。
自分にとってのニンジンを準備
ニンジンぶら下げてガンバる、というフレーズを聞いたことがないでしょうか。
自分にとって好きなものをご褒美としてそれを目指してガンバるという方法です。
受験生時代、私はよく夜食を食べていました。
その夜食を目指してガンバる、というやり方をよくしていました。
そうすることで、夜食がペースメーカーにもご褒美にもなるのでおすすめです。
今自分が引っ越しをするなら、マッサージや温泉を「ニンジン」としてモチベーションを上げると思います。
ついでに、予約までしてしまって強制的な締め切りまで作って自分を追い込むと思います。
それでもできない場合は…
お金で解決しましょう。
わかります、言いたいことはわかります。
出費を少しでも抑えてインですよね。
でもよく考えてください。
そうまでしてもうまくできないなら、多少の出費はあきらめて、さっさとお岩らせる方が賢明です。
お金で時間を買う、というやつですね。
引っ越し業者さんには荷ほどき込みのプランがありますし、便利屋や友人にお願いするのもいいと思います。
とにかく時間がかかりすぎてどうしようもないのであれば、お金を使って時間を買いましょう。
ダラダラと問題を抱え続けるより絶対にお得ですよ。
まとめ
引っ越しの荷ほどき程疲れるものはありませんよね。
準備と計画を入念に行うことで引っ越しのほどきの疲れが劇的に軽減できることをお伝えしました。
引っ越しは大きなイベントなので確かに道のりは長いですが、今回紹介したテクニックをうまく組み合わせて乗り切ってください。